自家消費型太陽光発電self-consumption
自家消費型太陽光発電

「自家消費型太陽光発電」は、
屋根や駐車場の遊休スペースに太陽光発電設備を設置し、そこで発電した電気を再生可能エネルギーとして自家消費する仕組みです。
電力会社から購入する電気代削減、災害時の非常用電源の供給、脱炭素に向けた企業PRなど さまざまなメリットがあります。
設置方法は二つ
・自己所有型
・第三者所有型(PPAモデル)
発電した電力の消費方法は二つ
・全量自家消費
・余剰売電型
設置方法
自己所有型
太陽光発電設備を自社で購入・設置し、運用するモデルです。
発電した電気は自社のものとして自由に使えるため、電力会社から電気を購入する必要がなくなり、ランニングコストを削減することができます。
【メリット】
・PPAモデルに比べて経済効果が大きい
・補助金や税制優遇が受けられる
・減価償却による節税効果
初期投資 | 必要 |
---|---|
保守メンテナンス | 必要 |
故障時の修理代 | 必要 |
月々の電気代 | 自家消費分は無料※ |
優遇税制 | 適用 |
事業期間 | 5~15年前後で投資回収 |
※太陽光発電で賄えない分は電力会社から電気を購入していただきます。
第三者所有型(PPA)
弊社がお客様の建物の屋根や空いている土地に、太陽光発電設備を弊社の負担で設置します。
お客様はそこから発電された電力を使用し、その電気料金を弊社にお支払いいただきます。
これは電力購入契約(PPA)とよばれる仕組みです。
【メリット】
・初期投資や維持費が不要
・メンテナンスなどの管理が不要
初期投資 | 不要 |
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保守メンテナンス | 不要 |
故障時の修理代 | 不要 |
月々の電気代 | 自家消費分をPPA事業者に支払い※ |
優遇税制 | 不適用 |
事業期間 | 15~20年前後で投資回収 |
※太陽光発電で賄えない分は電力会社から電気を購入していただきます。
消費方法
全量自家消費型

発電した電気を構内ですべて消費できるように設計・配線されたシステムです。
安定的に電力を消費する事業者さまにおすすめです。
【このような事業者さまにおすすめ】
・発電した電気を全て使い切るほどの電力消費量がある施設
・電気料金単価が高い
・24時間稼働する大型工場や商業施設・物流倉庫など
余剰売電型

発電した電気を必要な分だけ消費し、余剰分を電力会社に売電するように設計・配線されたシステムです。
必要な分だけ消費したい、余剰売電による収入を得たい事業者さまにおすすめです。
【このような事業者さまにおすすめ】
・発電した電気をすべて使い切れない
・土日が休みで消費特性に変動がある小売店舗
・製造工場や学校など
おすすめの導入ケース
導入のメリット

電気料金の削減
自家消費型太陽光発電は、発電した電気を事業所で直接使うことで、電力会社から購入する電力量を減らします。これにより、毎月の電気料金を大幅に削減できます。特に、電気料金が高くなる日中時間帯に多くの電力を消費する事業所ほど、削減効果が大きくなります。

停電時の電源活用
災害などによる停電が発生しても、太陽光が当たっている間は発電を続けるため、非常用電源として電気を供給できます。これにより、事業活動の継続や、最低限の電力確保が可能となり、事業のBCP(事業継続計画)対策としても有効です。

ESG投資をアピール
CO2排出量を削減する取り組みは、企業の環境(Environment)への配慮を示す重要な要素です。自家消費型太陽光発電の導入は、企業の社会的な責任(Social)や、持続可能な経営(Governance)に対する姿勢をアピールすることに繋がり、ESG投資を呼び込むきっかけになります。

優遇税制
自家消費型太陽光発電設備の導入には、国や地方自治体から様々な優遇税制が適用される場合があります。例えば、設備投資額の一部を税額控除できる制度や、固定資産税の軽減措置などがあり、初期投資の負担を軽減できます。これらの制度を活用することで、より経済的に導入を進めることが可能です。